VOICE 05 松井 優

松井 優
VOICE 05
松井 優 【家庭用営業】
2014年入社 経済学部
大垣営業所
ガスの会社がここまでやるのか!
大学生の頃は、本当に単純なんですが、ガスなどのエネルギー業界は“安定”しているから。そんな理由でエネルギー業界にフォーカスして就職活動を行っていました。中でも、一番面白そうだなと思った会社が、サーラエナジーでした。というのは、リフォームを手がけていたり、クレジットカードや宅配水を扱っていたり。学生の自分からすると、そんなことまでガスの会社がやっているの?みたいな驚き、感動が大きくて、サーラエナジーは私の中でずっと第一志望でした。
また、学生時代は愛知県内にある大学に、地元浜松から豊橋駅で乗り換えて通学していたので、駅のすぐそばに建つ、サーラエナジーの本社ビルを毎朝見ていて、その存在を強く感じていました。ですから、大好きな浜松はもとより、豊橋も愛すべき地元のような感覚で、地元の会社に就職したいと思っていた私にとって、サーラエナジーはまさにぴったりの選択でした。
自らの希望でコアエリア外でチャレンジ
入社後は、今のサーラステーション浜北(旧浜北営業所)に配属され、LPガスのお客さまを担当していました。そこで3 年ほど働いているうちに、「社内でコアエリアと呼ばれる豊橋・浜松は、サーラという名前の認知度が高く、お客さまとの繋がりが強いからサーラを選んでもらえるんだよな」と。もちろんそれだけではないのですが、当時の私はなんとなくそう思ってしまって、「サーラのネームバリューがあまりないところで、自分がどれだけできるか試してみたい!」。そんなことを、年に一度の自己申告制度を通じて伝えた結果、次に配属されたのは、岐阜県の大垣営業所でした。
大垣営業所に着任して最初の1年は、サーラステーション浜北同様、LPガスのお客さまを担当していました。そして2年目から今の新規顧客開発の部署に異動して、かれこれ6年になります。新規顧客開発とは、サーラのガスをご利用いただけるお客さまを増やしていくのが仕事。工務店さんや不動産管理会社さん、オーナーさま、個人宅など、様々なお客さまに「ガスはサーラを使ってください!」という営業をしています。
中でも、私のメインの営業先は地場の工務店さんとなりますが、家を建てる工程の中の“ここ”でガスの工事に入らなければならないというタイミングがあるので、建築の知識も必要になります。私の場合は先輩に教わったりもしましたが、工務店さんによって若干タイミングが違ったりするので、直接現場で職人さんや大工さんに教わるという形でだんだん身に付けていきました。
数字以上に大切な信頼の獲得
個人経営の大工さんから数十名規模の工務店さんになると、対応される方が社長や経営陣ということが多く、一筋縄ではいかないことが多くあります。提案をする場合にも、もちろん事前に説明用の資料を作成して何を質問されても答えられるような準備をしますが、必ずしも金額や条件ですべてが決まるわけではないのだなと実感したことがあります。
少し前の話になりますが、ある新築マンションを建設するオーナーさまからご提案の依頼がありました。かなり難題な依頼でしたが、そこを「難しいです」と断らずに、「少し時間がかかります」とお答えしたところ、「他社はもう回答が出ているよ。松井くんまだ?」とオーナーさま。そこで焦って自分の裁量でできることをお伝えしても、お客さまのニーズには十分に応えられないだろうと感じたので、「時間がかかりますが、お待ちいただけますか」と猶予をいただいて、社内決裁を取ったり、各所への調整をしたり、トータル2週間以上お待たせすることに。その間、「今こういう状況で社内決裁の稟議中です」、「こういう形で現在進んでいます。もう少しお待ちください」と、進捗状況をきめ細かく報告したところ、結果的に「松井くん、頼むわ」と受注をいただくことができました。後で伺ったら、最終的な条件は他社とほぼ同じだったそうで、その間のやり取りに非常に好感を持っていただけたとのことでした。金額や条件の良し悪し、あるいは提案の速さだけで決まるのではないことが改めてわかりました。
大垣に来てずいぶん成長できました
サーラエナジーは色々な商材を扱い、様々なサービスを提供していますが、それは大前提としてサーラのガスをご利用いただいているお客さまあってのこと。そのお客さまを自分の手で増やしていけるというのは、開発の部署ならではの大きな魅力です。そしてこの大垣エリアであれば、新築戸建の営業と集合住宅の切り替え営業のどちらも担当することができるので、その分の手応えは十分。現場の知識が一層身に付いたり、色々なお客さまに対する提案の幅が広がったりと、この6年でかなり成長することができたと思います。どこの営業所に行ってもやっていける!という自信もつきました。
意外だったのは、グループ会社のサーラ住宅がTVCMを流していたこともあって、サーラの名前が思った以上に知られていたこと。大垣だから難しいということは特になかったですし、自分の力を試す!なんて肩肘張る必要もなかったです。どこのエリアであってもお客さまとの良好な関係を構築する。そこが一番大変なんですが、一番大切なことだと思っています。
入社11年目を迎え、後輩もだいぶ増えてきました。今後はチームのリーダーとしてメンバーをまとめていくようなことにもチャレンジしてみたいと思っています。後輩の指導にあたって心がけているのは、「手段が目的にならないように」ということ。目的を実現するための手段なのに、いつの間にか手段そのものが目的になっていることがある。そうならないように、という意味なんですけど、これは11年前の入社式で、当時のグループの代表だった方が語ってくれた言葉でもあります。以来、自分自身の信条にもなっているのですが、後輩にもしっかりつないでいきたいと思います。